こんにちは。
このブログは、これからの食と農と、
暮らしの豊かさを考えるブログ「百姓への記録」です。
今回は食べものを料理することについて。
美味しく食べるためには、美味しく作る人がいます。
「料理とどう向き合って作るか」がとても重要です。
相方・松木のおばあちゃん(以降ばあば)は、
「食べる人がどんなことをしたら喜ぶのかを考えて作るのよ。」
と教えてくれます。
想像力が大事。そして相手を思いやる気持ちが大切です。
そんなばあばの作る料理は何かが違う。
優しい味がする。体が喜ぶ味がする。なんとも言えない奥深い味わい。
出来合いの食べ物ではそんな感覚にならないし、ずっとこの料理を食べていたい、心からそう思わされます。
そしてこの美味しい料理の裏側には、気配りと準備の上に成り立っているということに気づきました。
ばあばがする行動の全ては常に先を見ていて、食べる時に何が必要なのか、とっさにお客さんが来た時のことなども含めて想像を膨らませて今を動いています。
だから、ひとつひとつがすごく丁寧で心地がいい。
毎日毎日積み重ねてきた経験の集大成が、料理として披露される。
そこらの料理とは比べられないほど重みが違います。
料理って、その人が持つ雰囲気、感性がそのまま伝わって表現されると思うし、
それをみんなで美味しく食べられることって、何にも変えられない幸福感だなと
思うんですよね。
ああ、僕もそんな料理を作れるようになりたい。
ずっとそんな空間で食卓を囲みたい。
石原
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