屋久島で8ヶ月間生活し、九州を巡りながら、東京に帰ってきて早2ヶ月が経とうとしている。東京ではいろんな人、いろんな価値観、いろんな場所があって、本当に色々。そんな東京に触れながらまた自分の中で価値観がアップデートされようとしています。
これから大学を卒業し、社会に出て、仕事をしながら暮らしていく。
その中で、僕がこれから生み出したい価値について。
ここには気の許せる仲間がいるという幸福感のある場所、
ここから自分に世の中に挑戦できる高揚感のある場所、
ここなら安心して帰ってこれるゆとりのある場所。
そんな豊かさのある「空間」を食と農を通して創っていきたい。
なぜ、食と農なのか。
ひとえに食と農が持つ潜在能力に大きな可能性を感じているからです。
食べるものがうまい。それだけで明日も頑張れる。
その「うまい」というのはいろんな要素から成り立っていて、単純に採れたて新鮮というのももちろんですが、誰と、どんな場所で、どういう時を過ごしながら食べるのか。というので大きく味が変わります。それは多分、食を五感で感じているからです。
そんな五感でフルに感じた食の豊かさは、本当に心が満たされます。
そして、農。
いろんな農家さんを巡りながら感じたことですが、百姓ってものすごくカッコいい。
日々変化する自然を相手に、でも決して逆らわず、うまく自然のエネルギーを引き出して食べ物として恵みを得て、それを人々に還元する。土に触れながらいかに美味しいものを作るか、いかにチームで効率よく生産性をあげるか、時には大工仕事でもなんでもしながら食を生み出す。
そんな第一次産業の現場がいかにエネルギーに溢れているか。
そして、そのエネルギーに満ちた土台がずっしりしているからこそ、そこからまた様々なものが育まれていくのだと思います。そのさきにどんな価値が生み出されていくのか。その育み力を大事にしたい。
だから、食と農。
自分にとって切り離せないワードです。
そして、100年後を生きる次世代の子どもたちに豊かさを残していきたい。
2018年、現時点での自分の軸です。生涯を通して持ち続けられる軸になればいいな。
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